●新時代の通信教育
吉田智雄が生み出したフォルスクラブは元々はオンラインで学習をするものではありませんでした。
インターネットが普及し始めた頃とはいえ、どこの家庭も使っているわけではなかったため、最初は小中学生向けの教材をCD-ROMで販売をしていたのです。
それから幼児向けのコースも作られるようになり、2007年にはついにオンラインのサービスが開始されました。
時代の一歩先を行く吉田智雄からすれば、遅すぎるオンライン参入とも言えますが、じっくり時期をうかがっていてオンライン学習が注目され誰も始めやすいタイミングで参入したのは吉田智雄の計算どおりだったと言えるかもしれません。
●吉田智雄は何を思いフォルスクラブを始めたか
吉田智雄は独立をしてフォルスクラブを立ち上げるほどの野心家ですが、何を思いこのような事業を始めたのかといえば、多くの人に高等な教育を提供したいという思いからでした。
特に2000年前後はIT革命のおこりを見せる一方で、経済が低迷していて暗い時代でしたから、そのような時代だからこそ教育の格差を是正したいと考え、そのためには何が効果的かと考えた結果がeラーニングだったのです。
eラーニングの考え自体は90年代前半頃からありましたが、その下地が整いつつあったのが2000年前後でありIT革命の勢いに乗って吉田智雄はフォルスクラブを始めたということになります。
●進化を遂げるフォルスクラブ
フォルスクラブは元々オフライン環境でのeラーニングを提供するものでしたが、インターネットが全国に普及したことを機にオンラインの展開を始めます。
それと同時にコンテンツを充実させることも吉田智雄は忘れることなく、誰もが効果的に学習をできる仕組みを作り上げたのです。
最初は児童向けのコンテンツから始まったのが、現在のフォルスクラブでは児童だけでなく大人までもが学習できる通信教育にまで成長をすることになりました。
そして、現状維持で満足をするような人間ではないことから、これから先もフォルスクラブは進化を続けていくことは間違いなく、更に充実した学習をすることができる日本を代表するeラーニングになっていくことが予想されます。
●誰もが気軽にできるフォルスクラブ
吉田智雄が生み出したフォルスクラブの最大の魅力は、誰もが気軽にできるという点にあります。
月額利用料金制で月に6000円の費用で、家族全員で学習をすることができますし、すでに家にあるPCで学習が可能なので高額な機器を購入することもありません。
更にフォルスクラブで効率よく勉強ができるタブレット端末を安価で提供していることもあり、端末を持っていない人でもおすすめの端末が用意されているというのが強みとなっています。
強制的に機器を購入させられることもなければ、全て自分で用意しなければならないわけでもないため、誰にとっても優しい仕組みとなっているのがフォルスクラブなのです。