統計学という学問は有用です。
データを正確に扱わないと、全く逆となる結果が出ることは珍しくありません。
例えば、10万人の方に「人気のゴルフグッズ」のアンケートを取ることにします。
それである程度の傾向が出れば、どの製品が人気か分かるかもしれません。
しかしその10万人が全員ゴルフ経験0ではどうでしょうか。
形状や値段、雰囲気だけで選ばれたデータでは、何の実益に繋がりません。
最低でも「ゴルフ製品を良く買う方」からアンケートを取らないと意味がないのです。
このように統計を取る場合は、正しい母集団を選択しないと思わぬ結果を示してしまうことが多いのです。
口コミの種類にも傾向があります。
グーグルで単純に「口コミ」で検索すると、コスメ商品や料理、飲食店、旅行、介護の話題などが登場します。
それらの多くが口コミで話題にしやすいと伺えますが、それと注目している人数は必ずしも正比例関係にあるとは限りません。
単純に、ネットを扱わない層がいるからです。
ネットから調べられるのは「ネットを利用している層」だけの意見になるのです。
口コミで調べにくい話題はいくつもあります。
そのうちのひとつが勉強についてです。
勉強する層は6歳~22歳くらいまでで、この層はあまりネットを開きません。
口コミに自分の意見を投稿したことのない子供は、非常に多いのではないでしょうか。
それゆえ、フォルスクラブの口コミを探すのは非常に困難だと言えます。
フォルスクラブの公式サイト以外から口コミを探すには、検索条件に何かしらの工夫が必要とも言えそうです。
フォルスクラブに関する特徴的なワードでしたら「コイン」でしょうか。
かつてフォルスクラブは、eラーニングをするとコインが貯まり、リアルで扱える各種アイテムと交換できるキャンペーンを行っていました。
かなり人気のキャンペーンだったため、フォルスクラブのコインについて呟いている方は非常に多かったです。
今も、フォルスクラブのコインに関するブログを簡単に見つけることが出来ると思います。
物事をネットから調べるのなら、話題となっているワードを推理するところから始めないといけません。
ネットを使いこなすには、そうした実力を身に付ける必要があると言えます。
口コミの投稿のしやすさですが、コレはその製品の利用のしやすさと比例関係があります。
コスメ、食品、飲食店などは簡単に試すことが出来ます。
病院や介護に関する情報も、ある程度利用しやすいのではないでしょうか。
一方で、学校はそう何個も試すことが出来ません。
自分が通う、もしくは、子供を通わせる場合でも、1回か2回程度です。
母集団が2つでは統計を取ることは出来ません。
口コミで学校の評判を尋ねても、それはあくまで当人の意見です。
このように、口コミに向いている話題と向いていない話題というものがあり、勉強に関する口コミを探すのは最上位に難しいと言わざるを得ないのです。